僅かな距離

ホームルーム。

月城は教室全体を見回した。

その時だった。

陽依の机の脚に、
黒いマジックで何か書かれているのが見えた。

一瞬だけ。

ほんの一瞬だけ。

だが見えた。

『消えろ』

胸がざわつく。

ホームルーム終了後、
確認しようと思った。