僅かな距離

窓の外では風が吹いていた。

カーテンが小さく揺れる。

時計の針だけが静かに進んでいく。

けれど陽依には分かっていた。

明日が来てほしくないと思いながらも。

明日は確実にやって来ることを。

そして、
その明日は、今までよりもっと苦しい一日になるかもしれないことを。