「だから感情の整理をする修行を欠かすなと言っただろうが!何回言えばいいんだ!?お前には花幻郷最強という責任がなさすぎる!他の者がパニックになってもそれを落ち着かせるのがリーダーというものだろう!!」
花韮が叱責している相手はもちろんちゃんはち。さきほどの説教よりも口調が荒く声も大きい。
ちゃんはちはというと、花韮の足元で正座をさせられていた。
ガミガミと捲し立てられるだけのちゃんはちは、微かにはい、はい…と相槌を打っている。
少しでも相槌が遅れると、きちんと聞いているのかと叱責。
煙花散花最強の恐怖の叱責を目の当たりにした三人は、なるべく距離を取って飛び火されないようにする。
しずくは、初対面で知らない人が知らない人へ強く叱る場面を目にしてしまってまたパニックに陥ろうとしていた。
しぜいやは、しずくの視界になるべくその光景が入らないようにと、自身の能力を使って地面に生えている雑草を急成長させて茂みにする。
「…普段はあんまり怖くないんだけれどもね。まぁあの子にだけ厳しいというのはあるけれども…。」
「あ、あああ!こ、殺され…!殺される…!」
「大丈夫だよ!殺されないから落ち着いて」
「まぁそうね。今のところ矛先はちゃんはちだけのようだし。」
「い、今のところ…って…はぇ?い、今なんて…?」
「ん?今のところ矛先はちゃんはちだけ…」
「ちゃんはちさん!?!?」
突然、しずくは大きな声を上げて立ち上がる。
「…あなたもしかして、あの子がちゃんはちだってこと気づかなかったの?」
「は、はい…。」
「…もしかして、私が冷たい感情だってことも分からないかしら?」
「え、そうなんですか!?ああごめんなさい!はい!分からなかったです…」
「…この子が癒しの感情ってのも?」
「はい…。さっぱり…」
「はぁ…。こういのはなんとなくで分かるものだと思っていたわ。なにしろ、あなたはくい達と共に感情の世界を飛び出したのだからね。」
まふゆは、なんともないようにそう呟く。
その発言に、しずくは目をぱちくりさせる。
「…感情の、世界?」
「…は?」
「え、しずくちゃん。感情の世界のこと、覚えてないの?」
「は、はい…えっと、ごめんなさい。私、森を散歩してて…そこから記憶が曖昧なんです。えっと…あれ?なんで森を散歩してたんだっけ…」
頭を抑えて記憶を遡るしずく。
そんなしずくの隣で、まふゆとしぜいやは眉をひそめる。
「…どういうことだろう?」
「…現時点では分からないわね…。」
二人は、しずくに聞こえないよう小声でそう言い合った。
花韮が叱責している相手はもちろんちゃんはち。さきほどの説教よりも口調が荒く声も大きい。
ちゃんはちはというと、花韮の足元で正座をさせられていた。
ガミガミと捲し立てられるだけのちゃんはちは、微かにはい、はい…と相槌を打っている。
少しでも相槌が遅れると、きちんと聞いているのかと叱責。
煙花散花最強の恐怖の叱責を目の当たりにした三人は、なるべく距離を取って飛び火されないようにする。
しずくは、初対面で知らない人が知らない人へ強く叱る場面を目にしてしまってまたパニックに陥ろうとしていた。
しぜいやは、しずくの視界になるべくその光景が入らないようにと、自身の能力を使って地面に生えている雑草を急成長させて茂みにする。
「…普段はあんまり怖くないんだけれどもね。まぁあの子にだけ厳しいというのはあるけれども…。」
「あ、あああ!こ、殺され…!殺される…!」
「大丈夫だよ!殺されないから落ち着いて」
「まぁそうね。今のところ矛先はちゃんはちだけのようだし。」
「い、今のところ…って…はぇ?い、今なんて…?」
「ん?今のところ矛先はちゃんはちだけ…」
「ちゃんはちさん!?!?」
突然、しずくは大きな声を上げて立ち上がる。
「…あなたもしかして、あの子がちゃんはちだってこと気づかなかったの?」
「は、はい…。」
「…もしかして、私が冷たい感情だってことも分からないかしら?」
「え、そうなんですか!?ああごめんなさい!はい!分からなかったです…」
「…この子が癒しの感情ってのも?」
「はい…。さっぱり…」
「はぁ…。こういのはなんとなくで分かるものだと思っていたわ。なにしろ、あなたはくい達と共に感情の世界を飛び出したのだからね。」
まふゆは、なんともないようにそう呟く。
その発言に、しずくは目をぱちくりさせる。
「…感情の、世界?」
「…は?」
「え、しずくちゃん。感情の世界のこと、覚えてないの?」
「は、はい…えっと、ごめんなさい。私、森を散歩してて…そこから記憶が曖昧なんです。えっと…あれ?なんで森を散歩してたんだっけ…」
頭を抑えて記憶を遡るしずく。
そんなしずくの隣で、まふゆとしぜいやは眉をひそめる。
「…どういうことだろう?」
「…現時点では分からないわね…。」
二人は、しずくに聞こえないよう小声でそう言い合った。
