日常って難しい

それから時が経ち、私は小学5年生になりました。

その頃には母の意向で折りたたみ携帯からスライド携帯になっていました。

私は首掛けトラップをし、夏休みに学校のプールが解放されていたので
脱衣室で着替え、携帯もバッグの横に起き、夏のプールを楽しんでいました。

そして、帰宅時間になり
脱衣室で着替えをしに戻ると、携帯が無くなっていたのです。

すぐに気付いた私は周辺の捜索をしましたが
見つかる気配もなく
学校の先生に相談をして帰宅することになりました。

その日は母も休みで家に居たので、状況説明と謝罪をしたところ
直ぐに理解してくれて、怒られなかったのでホッとした記憶があります。

それから数日後に学校から家に携帯が見つかったとの連絡があり
家まで先生が届けに来てくれました。

その際に話を聞くと
プールの裏は田んぼなのですが、学校側の水の枯れた排水溝に落ちていたようです。

勿論、私には身に覚えもありませんでしたし
誰かのイタズラで捨てられたのだろうと言うことで
ことが収まりました。

先生が帰宅してから
私はそんなイタズラをされてしまうほど
私のことを嫌っている人が居るのかと少し気を落としていました。

そんな私は母に
「どうせ、あんたが捨てたんやろ。嫌がらせのつもり?」
と、決めつけるように言われてしまい

「違う。そんなことしてない。」
と何度も説明をしましたが

きっと今でも私がしたと思っているでしょう。



そして夏が過ぎ秋、冬になり

冬といえばクリスマス、サンタさんと心を踊らせ
私はその年にペットを飼いたくてモルモットをお願いしました。

モルモットは男の子でピッくんと名付けました。
三毛の可愛い片手サイズの大きさで
好奇心旺盛なお転婆な子です。

それから私は毎日、ピッくんと話しながらお世話をしながら
多少、嫌なことがあれど頑張ろうと踏ん張れる1つの理由になりました。



それから私は小学6年生、中学1年生、中学2年生

瞬く間に中学3年生になりました。


時が過ぎるのも早く、私がどれだけ理不尽なことで怒られようと嫌なことがあろうと忘れさせてくれた存在であるピッくんは
私が夕方から塾へ行っている間に息を引き取りました。