遠い遠い君。

暁って事はあの方に会うかもしれないってこと?犯罪者呼ばわりしてしまったのになんて事。

謝らなければならないわ。



「きゃ⋯」


自分のクラスに戻ろうと歩いているとカーテンのかかった中が見えない教室の扉が少しだけ開いたことに気を取られていたら女学校のここじゃ滅多に見ない太い腕が出てきて掴まれるとそのまま中に引き込まれた。



驚いたのも束の間で私を教室に引き込んだのは昨日の彼だった。



「あの、「しっ⋯!」


私の唇に人差し指を当てると静かにするような促され思わず口を噤んだ。


「おかしいわ
この辺にいらしたはずなのに」

「ここは若い男性がいらっしゃらないからなおのこと一度お話してみたいわ」


「しかもお話できるのはあの暁さんの4人ですものね」



━━━━━パタパタ━━⋯


しばらくするの話し声は消えてどこかへ行ったようだった。