命尽きるこの日まで




俺は今、村に向かっている。兄さんとこの村に別れを告げたあの日から一年も経たないうちに俺は村へ帰る。

江戸へ着いた俺は幻のような爺さんに出会い、武器を譲り受けたんだ。
そして将軍を暗殺しようとした。が、護衛の者を三人殺し、四人目の首を狙った時に死角からやられちゃったんだよ。

というわけで、処刑されるんだ。なんと驚くことに単騎で突っ込んだのを称えて死に場所を選ばせてもらえたんだ。

お邦ちゃん、俺はあと数刻で逝きます。きっと、お邦ちゃんには会えません。だって、俺は人殺しだからさ。地獄に堕ちちゃうからさ。