恐怖にひれ伏せ





薄暗い廊下で、誰かの囁く声が聞こえる

「可哀想」
「キャハハ、最早いじめじゃん」
「自業自得じゃない」
「これよくないw」

行きたくない

いってはいけない

そう思うのに、体はどんどん声がする教室へ引き寄せられる

見たくない、聞きたくない

そう思うのに、体は言うことを聞かず

扉の小窓から覗いてしまう

無惨に引き裂かれた、汚れた体操服

原型をとどめていない教科書達

元の色がわからないくらいに落書きまみれの机

嫌だ、

やめて

あたしがなにしたの?