「紗菜ー、お雑煮とあんこもち、どっちがいいー?」
同じく帰省している姉がキッチンから声をかけてきた。
「どっちもー」と返事をすると、相変わらずねぇ、と笑う母の声がした。
「おもちー、おいでー」
寝転がる私の視界にいるのは、ほぼ似たような姿勢で寝転がる、実家のキジトラ猫“おもち”。
おもちはチラッと私を横目に見て、すぐに毛繕いだけしてまた目を閉じていた。
「────久しぶりなのに、つれないじゃん」
どこか寂しげな口ぶりになってしまったのは、仕方のないことなのかもしれない。
「お父さーん、お父さーん」
姉が私の注文したお雑煮とあんこもちをリビングへ持ってきたところで、ソファーにごろ寝する父の方を振り返った。
父も父で、ソファーと一体化して動くことなくお正月番組を見ている。
「んあ?」
半分寝ていたのだろう、気のない返事。
「お父さーん、今度、紹介したい人がいるの。連れてきていーい?」
姉による突然の爆弾投下に、父もだが私も起き上がった。
同じく帰省している姉がキッチンから声をかけてきた。
「どっちもー」と返事をすると、相変わらずねぇ、と笑う母の声がした。
「おもちー、おいでー」
寝転がる私の視界にいるのは、ほぼ似たような姿勢で寝転がる、実家のキジトラ猫“おもち”。
おもちはチラッと私を横目に見て、すぐに毛繕いだけしてまた目を閉じていた。
「────久しぶりなのに、つれないじゃん」
どこか寂しげな口ぶりになってしまったのは、仕方のないことなのかもしれない。
「お父さーん、お父さーん」
姉が私の注文したお雑煮とあんこもちをリビングへ持ってきたところで、ソファーにごろ寝する父の方を振り返った。
父も父で、ソファーと一体化して動くことなくお正月番組を見ている。
「んあ?」
半分寝ていたのだろう、気のない返事。
「お父さーん、今度、紹介したい人がいるの。連れてきていーい?」
姉による突然の爆弾投下に、父もだが私も起き上がった。



