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単身者向けのマンションは、オートロック。
築浅のきれいな物件を探して、数年前にたどり着いたこのマンションは、とても住みやすい。
鍵を取り出してドアを開けたものの、迅和くんには明らかに緊張の色が見えた。
「どうぞ」
声をかけて、やっと玄関に入る。
足の踏み入れ方さえも、かなり慎重だった。
ぎこちなく「お邪魔します」と彼が靴を揃えた時、私はひとつ言い忘れていたことを思い出した。
「あっ、迅和くん。前にも話したけど、私…」
「シャーーーーーッ!!」
低く、鋭い警報音が廊下に響いた。
迅和くんが、玄関でそのまま固まる。
「……今の、なに」
「ちくわ。猫飼ってるって話したよね」
「聞いた。聞いたけど、猫ってこんな音出すの?」
ここまでの音は私も聞いたことはなかったので、曖昧にうなずく。
単身者向けのマンションは、オートロック。
築浅のきれいな物件を探して、数年前にたどり着いたこのマンションは、とても住みやすい。
鍵を取り出してドアを開けたものの、迅和くんには明らかに緊張の色が見えた。
「どうぞ」
声をかけて、やっと玄関に入る。
足の踏み入れ方さえも、かなり慎重だった。
ぎこちなく「お邪魔します」と彼が靴を揃えた時、私はひとつ言い忘れていたことを思い出した。
「あっ、迅和くん。前にも話したけど、私…」
「シャーーーーーッ!!」
低く、鋭い警報音が廊下に響いた。
迅和くんが、玄関でそのまま固まる。
「……今の、なに」
「ちくわ。猫飼ってるって話したよね」
「聞いた。聞いたけど、猫ってこんな音出すの?」
ここまでの音は私も聞いたことはなかったので、曖昧にうなずく。



