月が青く染まる夜に

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お昼ご飯なんて、食べたかどうか分からないほどの本当に軽食と呼べるようなものしか出されなかった。

立って食べられる、少しのサンドイッチとペットボトルのお茶。
それさえも邪魔になるくらい、両手に抱える資料の束。


気がつけば夕方になっていた。
旅館に戻る頃には、夕日も沈んで辺りは暗かった。

それでもまだ終わらないのが、この研修旅行。


朝に討論した和室の会議室に戻り、再び議論をホワイトボードに整理する。

さらに書き加えられた文章。
疲労が蓄積して中身が入ってこない。


・VCB更新
・保護継電器整定再設計
・選択遮断の再確認
・発電機容量見直し
・ピークカット制御導入検討

講師男性は疲れの色などは一切見せず、淡々と最初から今この瞬間まできれいな整頓された字を書いてまとめてくれていた。