強制入院

 閉鎖病棟内しか行き来はできなかった。
 ホールのほか休憩室のようなところがあり、テレビがあり、机といすが並べられており、自販機があり、給茶機があり、窓があった。
 また洗面台がいろんなとこにあった。トイレもいろんなところにあった。
 いちじるしく自由が制限されていた。気がめいった。
 著者は5月末から8月末まで入院していた。夏場、ビーチへも、夏祭りへも、花火大会へもいけなかった。
 ビーチや夏祭り、花火大会、イベントに行けないことに著者はかなり悩んだ。

 病棟内は冷房がきいていた。著者はよほど、外へ出て暑さを体感したいと思った。
 またホールの窓から自由の身の人たちをうらやまし気に眺めた。
 テレビで、ビーチが写ると、いたたまれない気持ちになった。
 また花火大会、イベントの日が近づくといたたまれない気持ちになった。