佐倉くん、好きじゃないのにその気にしないで

……!
「待っ……!」

聞こえていたはずだ。
それでも……羽衣ちゃんは止まることなく、振り返ることなく走っていってしまった。

俺はそこでしゃがみ込み、自分を責める。
なんで……もっと気を遣えなかった……。

冷静じゃなかったとかは……言い訳だ。
服が濡れて……恥ずかしいのにすぐ、帰ろうって……。

まずは……謝るが……先だったのに……っ。
どうか後悔しても無理で、時間だけが過ぎていった。






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