高橋くんの笑った顔を思い出して少し照れながらお礼を言うと、ユーコがにこっと笑った。
「頑張れ、紗良ちゃん」
恋を応援すると言いながら、ユーコにとっては、わたしが高橋くんとどうなろうと他人事なんだろうなと思ってた。
四時四十四分のキューピットに恋を叶えてもらったあとの代償のことも少し怖かった。
だけど、ユーコがわたしにかけてくれた「頑張れ」の言葉を今は素直に受け入れられた。
高橋くんと話せて、マイナス思考だった性格がちょっと前向きになってるのかもしれない。
明日は、もうすこしたくさん高橋くんと話せるように頑張ってみようかな。
ユーコの笑顔を見ながら、そんなふうに思った。



