次は委員長と不良後輩。主体性や自主性の話か。
ていうか――
「委員長も不良後輩も以心伝心すぎだろ。『主体性が足りない』『でもちゃんと周りを見てるから言いづらい』って、言いたい内容もためらってる理由も同じじゃねえか」
二人は同時に鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。……ちょっと面白い。
水瀬は助っ人たちの異変には気付かず、俺をあおってくる。
「悠ってさ、平均点の男って感じするよね。悪くはないけどさ、記憶に残らないタイプ」
(よし、これを言ったら焦りだすはず……!)
「いや、焦るのはお前な。それに、俺はその程度じゃ焦らないから」
水瀬、一瞬フリーズ。
5秒くらいたってから冷静になって、「最後に一人一つずつ言おう」と提案している。
(俺、悠がいないとマジでなんもできないんだよな)
「悠って主人公ってより、主人公の横にいるやつだよね」
(篠原先輩は絶対暴走しないっていう信頼があるし)
「俺から見ても、ちょっと『安全圏』にいる感じします」
(ウチ的にはいなくなったら困るんだよね〜)
「主役っていうより、解説ポジっぽい〜」



