……ほーう? だったら今度やってみてもらおうじゃないか。
不良後輩は理解力だけあって、人に教える能力はなさそうなんだが?
「玲央、やるじゃん! 一周目、最後はギャル先輩で!」
「え〜、ウチ? ウチも仲いい人に言うのはきついんだけど〜、そうだなぁ、しのっちって、怒らなそうだしぶつかってこなそう――あ、感情がぼーっとしてるってことね、褒め言葉じゃないから!
それに、また会いに来るって口では言うくせに、ほんとに来てくれないの! 口だけってよくないよね〜」
それは……そうですごめんなさい。
なにせ、俺が行くということはつまり水瀬を連れて行くということで、連れて行くと面倒だからな……水瀬がギャル先輩に怪しい視線を向けないで、大人しくしていられるんだったら行くことを検討しよう。
にしても全員、俺が常に考えていることを真っ向から否定してきたり、全然分かっていなかったり、努力を貶してきたり……好き勝手言ってくれるな。



