今日も風紀は乱れている




水瀬と委員長からのあおりを聞いていたわけだが、思ったことがある――これ、あおりじゃなくて、ただ単に俺の欠点や短所や嫌なところをを挙げているだけじゃないか?



どうりでむかつかないわけだ。1ミリもイライラしてこない。


内容ではなく発言の仕方とかには言いたいことがたくさんあるが、どちらかというと凹んでくる。みんな本心で言っていないはずなのにな。



逆転しようという気が起きてこないので、俺は全く体勢を変えずにだるそうな雰囲気を放出したまま、盛り上がっている四人の会話を聞く。



「次は……玲央!」

「先輩よりも七海先輩とか水瀬先輩の方が、キャラ立ってると思いますね」



ちょっとは委員長みたいにためらってから言ってくれ。



「さらに言うとしたら……そうですね、勉強会するたびに思うんですけど、篠原先輩って教えるのあんまりうまくないですよね。俺の方がうまいんじゃないかなってたまに思うことがあります」