「おまたせー! これで全員集合!」
俺が空き教室に到着して少ししてから委員長が来て、最後に来たのは水瀬とギャル先輩。どういうメンツだよ、これ。
委員長はソファに座っていた不良後輩の隣に座る。関係性が全然読めねえ。
俺は壁に体重を預けて、前に立った水瀬の話を聞く。
「今から俺が考案した逆転劇をやるけど、さっそくルールを説明しまーす! 俺たちがやるべきことは、悠をひたすらあおりまくること! んで、これは悠が逆転劇を起こすまで終わりません!」
「おい」
なんじゃそりゃ。俺をひたすらあおる? んな適当な。
それに、その内容で委員長率いる助っ人たちが「じゃあやろう」と言うとも思えない――
「あ、了解です」
ソファに座ったまま不良後輩が。
「そんなんでいいの〜? ギャルのケンカにあおりはつきもの! ウチらは慣れてるし〜」
そして、ネクタイを直しながら――いや、緩め直しながらギャル先輩が。



