「準備するってことは、ついてきてくれるってことだよな? ついてくる気があるってことだよな?」
「……今ので失せた」
「うわっ、逆立ちして取り消します!」
「なんで逆立ちなんだよ。つーか、ここまでついてきたけどマジで行くつもりないからな」
『そこをなんとか!』と俺のことを拝んでいる水瀬をちらっと見てから、ずっと気にしていたことを口にした。
この期に及んでまだ止めようとするとか、情けないけど。
「俺は別に、備品庫にどんな危険が待ち受けていようが、どうでもいいんだよ。俺はお前を盾にするなり、引き渡すなり押し付けるなりして逃げればいいだけだからな」
「まだ拒否するのかよ、悠のビビリ、チキン〜。っていうか悠、逃げるのは絶対やめろよ? 一緒に戦って、それで散ろうぜ?」
「散るのかよ……あいにく、俺はまだ死にたくねーんだ。でも、お前を犠牲にして生き残ったとして――」


