「俺、見た目がこれだから初対面では怖がられやすいんですけど、七海先輩は怖がらなかった。それに、服装は注意するけど中身は否定しないし、不良なのにみんなと平等に接してくれたから」
だから尊敬です、と不良後輩。
遠くを見て、懐かしむように語ったかと思うと、次の瞬間には先程の真顔に少量の照れを加えたような顔になって、
「あと、尊敬とは別なんですけど、七海先輩はかわいいので」
「異議あり!」
すかさず水瀬が手を挙げる。
「絶対に、ぜっったいに、委員長よりもユア先輩の方がかわいいから!」
…………お、おう……それか。
なぜか水瀬はこの前あったばかりのギャル先輩を推しているのだ。
「それって、あの3年の人ですか。校則破りまくりの」
「玲央も言えないけど、その先輩。すっごいかわいいんだよ! 委員長とは比べものにならないくらい――」
「あ゙?」



