「そういうことじゃないです。校則違反なので」
「ウチ、悪いことしてないもん……」
ギャル先輩、半泣き。いつだか「ウチら無敵じゃない?」と言っていた人はどこに行ったのやら。
ていうか、身長が高かったのって、厚底のおかげだったんだな。どうりで水瀬と同じくらいの身長があるわけだ。
しかし、その身長も今は無駄。
背が高いギャルが背の低い委員長に注意を受けているというふうに見ればシュールだが、なにせ雰囲気がそうじゃない。
「で、でも! ……でも、かわいいでしょ? ウチ、かわいいでしょ?」
ギャル先輩が、命乞いでもするかのような真剣さをにじませた口調で委員長に訴えた。
委員長はどうやって返すんだろうな、結局はばっさり切ってくれるんだろうな、と思っていると、委員長は気まずそうに目を伏せて、
「まあ、それはそうですが……」
「え、認めた!? あの堅物委員長が!?」



