「――悠、ユア先輩の脚ばっかり見てたよね。スカート短いのをいいことに」
「なっ……! 胸ばっか見てたお前に言われたくないな!」
それから、俺と水瀬の『ギャル先輩更生計画』は始まった。
……結局は俺が奔走したんだけどな。
ある日は巻いていた髪を直してもらったり、ある日はネクタイをちゃんとしめてもらったり。
水瀬が偶然、ギャル先輩に『メイクを薄くしよう』と思わせたこともあった。
あれはすごかったな、水瀬が「ユア先輩、メイク薄くてもかわいいんじゃない?」となにも考えずに話していただけで、ギャル先輩が「そう? じゃあやってみよ〜」と乗り気になったんだから。
毎日ギャル先輩の教室に通って、「しのっち、今日もチェック?」という質問を聞きつつ地道に努力した俺のおかげで、残すところはスカートだけになった。
膝上15センチはあるだろう、異次元のスカート。



