よく分からん茶髪をしている水瀬や、制服なんて適当に着るものだろうと思っている俺とは違う。
その委員長は、やれやれとあきれたように肩をすくめた。
「ではもう一度言いますが、あなたたちには猫を探してもらいます。ああ、猫って分かります? 分からないから聞き返したってことでしょうか?」
「……いえ、そういうわけではなく……猫ですか? あのもふもふしてて気まぐれでぐんにゃりしてて……にゃーって鳴く」
「違うよ悠。猫はシャーって鳴くんだから」
「普通はそう鳴かねえんだよ、なにやったんだ。お前は一旦黙って話聞いてろ」
水瀬こいつ、俺が結構真面目な質問をしているときにボケてきやがる。
俺はそんな水瀬をぐいぐい端に追いやった。
そんな俺たちを見て、委員長は再びあきれたように――というかあきれを通り越して小馬鹿にしたように肩をすくめる。
この悪印象は誰のせいでついたのやら。


