そして、水瀬についていくと大抵の場合ろくなことにならないのだと。
……俺はもう、水瀬の提案や勧誘にはのらない! 絶対についていかない! もう二度と昨日と同じような目に合わないためにも!
翌日、俺は固い固い決意を持って昼休みを迎えた。
結局水瀬がなにをしたかったのか、分かんないままだったなー、探検っつってたけど、その目的が曖昧だったしなー。
でも、質問したところで「だって楽しそうじゃん」って回答が来るのは目に見えてるからなー。
「よお、水瀬」
「お、悠、いいところに!」
「いや、仕事しなくちゃいけないから来るけどさ」
さすがに今日は変なことを言い出したりしないと思いたい。昨日の今日だしな、俺みたいに学習してるだろ。
「早く見回り行くぞ。昨日隠れてサボった分、今日は働かないと」
「なあ、悠」
水瀬が俺を引き止めた。振り向けば、またもやシャツの袖をまくり始めた水瀬が目に入る。
まさか……
「よーし、今日は校長室行こう! 校長室ならカップルいないし鉄アレイも落ちてないしな!」
「おう、それなら行こう――じゃなかった、絶対行かねえ!」


