こんな独自の法則を見つけるくらいだったら、ひたすら勉強している委員長の方がマシかもしれない。
「……というわけ。分かった? ほかにも、記述問題だったらなんとなく内容を三つに分けるとか、名前書くときも三画意識するとか」
「お前がそこまでして勉強したくないってことは分かったよ」
「えー、だけど世の中勉強以外にも大切なことってあるじゃん? 確率とか、問題の答えの傾向の分析とかさ」
「お前に必要なのはそれじゃない。もっと真面目に勉強しろ」
俺が言い切ると水瀬はじとっとにらんできた。でも俺が言ってることは間違ってないだろ?
「そういう悠の成績はどうなんだよ?」
「……え」
「見せてないの悠だけだろ? 見せてよ」
詰め寄られて、さてどうしようかと頭をフル回転させる。
「やっぱり成績悪かったら可哀そうだろ?」
「水瀬先輩はそれなりによかったですよ。最難関をクリアしたので、それ以下はいないと思います」



