今日も風紀は乱れている




定期テストの結果は、苦手教科なのであろう数学と理科はあまり点数が高くないものの、それ以外の三教科でカバーしていて総合8位。



……これ、嘘だろ? あの水瀬が?


あの、いつもめちゃくちゃなことに俺を巻き込むあいつとこの水瀬は同一人物か?



「な、言ったとおりだろ? すげーだろ?」



鼻を膨らませている水瀬をちらりと見てから通知表に目を戻し、教師からのコメント欄を確認。


興味関心をもとに、自主的に学びを深めようとする姿勢が見られます……へー、水瀬っぽいな。



ん、なになに……しかし、もっと真面目に勉強しましょう?



「その……水瀬お前、勉強できたんだな」

「そう! 意外にもできるんですよこの水瀬颯良は! コツ聞いちゃう? 聞いちゃう?」

「お前がすごく言いたそうだから聞いてやるよ」



水瀬はドヤ顔をしていてすごくむかむかしてきたが、抑えて話を聞く。