だがその情報の出どころはすごく気になった――委員長のプライベートの様子まで把握している不良後輩、ストーカーの可能性は大いにある。
……いや、この場合ストーカーの方が健全かもしれない。
水瀬から興味の視線と俺からのなんとも言えない視線を向けられても動じることなく、不良後輩はあっさりと言い放った。
「ストーカーじゃないですよ。俺と七海先輩、実は同居してるんです。なんなら一緒に風呂入ったり――……っ!」
「それはそうだけどそんなことしてないでしょ……!」
最後まで言い切ることはできずに、不良後輩は痛みに顔を歪ませた。委員長の怒りや羞恥がこもった拳が飛んできたせいである。
肩で息をしながら、委員長は焦りが滲んだ声で言った。
「玲央!?」
「……はい」
一介の不良少年をこれだけで黙らせた委員長はやはり只者ではないのだろう。
それにしても……同居か。漫画の世界だけかと思ってたね、俺は。



