今日も風紀は乱れている




参考にできる人限られすぎだし、二つ目に至っては実力じゃねえだろ……さては委員長、先生たちからの信頼を利用しているな?


でもそれで成績がとれているのであれば、俺たちにもやってみる価値はある――



「七海先輩、めちゃくちゃ勉強してるくせになに言って、」

「わーっ!」



突然の発言と、それをさえぎるように出された慌てた声。不良後輩と委員長だ。


ただ発言内容は聞き取れず、俺が顔をしかめると不良後輩はもう一度繰り返してくれた。



「七海先輩、実はめちゃくちゃ勉強してます」

「ちょっと玲央、」



話をやめさせようとする委員長を手で制すると、不良後輩は続ける。



「ここだけの話、七海先輩は外では『勉強してない』って言うんですけど、本当は勉強してるんです。テスト期間中は帰宅からの勉強で十時くらいに夜ご飯、休日もずっとしてる、勉強の邪魔すると怒られる感じです

「……そうか」