この学校は教師からのコメント欄があるのだが、そこには『常に完璧な成果を出しています。正直、教えることがありません』と書かれており、教師も白旗を上げていた。
また、通知表には学期末テストの結果の欄もあり、そこには100とか99とか98という文字が踊っている――委員長の成績は文句のつけようがない、完璧なものだった。
「いえ、すごすぎて特にアドバイスはありません」
俺も早々に白旗を上げた。勝ち目なし。勝負したくない。
「委員長、質問なんだけど、テストでこの点数っておかしくない? なんかやってるの?」
「……コツということですか?」
水瀬に質問されて一瞬『普通ですけど?』という表情をしたのを、見逃さなかった。言わないけどな。
委員長は考える素振りを見せる。
「えーと、強いて言うなら勉強しすぎないことでしょうか。私は記憶力に自信がある方なので、直前に勉強すると逆に混乱することがあるんですよね。あとは……先生に頼むとか」



