今日も風紀は乱れている




「私、篠原くんが倒れたって聞いて気が気じゃなくて……」

「そう! 俺も委員長と同じ! 悠が起きるの、ずっと待ってたんだから!」



三人が話す中、とある水瀬の発言が俺の耳に止まった。


俺が起きるのをずっと待ってた、だと?



「水瀬、今の時間分かるか?」

「ん〜、時計持ってないからなんとも言えないけど……チャイム鳴ってないから五時間目の途中かな」

「ということは、授業をサボってまでここにいたってことだよな」



全員が『そうだけどなにか?』という表情をしていたせいで、治りかけていた頭痛が再発したよ。


アホの極みは水瀬だけじゃなくて、委員長と不良後輩もなのか?



「せめて不良後輩と水瀬は授業受けろよ……」

「まあまあ、そう言わずにですよ悠さん。俺は友情枠、相棒枠、悠からの推薦枠とってるからさ」

「俺は一切認めてないが」