「けがらわしいことを連想させるような発言で七海先輩をよごさないでください。そういう発言ばっかりするからアホの極みなんですよ、自覚あります?」
水瀬の言葉にすかさず不良後輩が反応する。委員長を慕いすぎていると思うね。
「えっと、いいですか?」
様子をうかがいながらの委員長の言葉を聞いて、不良後輩は水瀬を羽交い締めにすると口を塞いだ――余計なことを言わせないようにするためなのだろうが、怖い。
「先生に、職員室から風紀委員室までプリントを運ぶように頼まれたんです。でも一人で運べなさそうなので、手伝ってもらおうかと」
委員長は暴れている水瀬を横目に見ながら説明してくれたが、水瀬でもいいはずだ。多少問題は起こるだろうけどな。
「委員長、俺じゃなくて水瀬じゃダメですか? 不良後輩は教え甲斐があるのでここで続きをしたいんですけど……」



