─有名にはなりたいけど、パパモンみたいにはなりたくない…。 そう思いながら、反対ホームに向かう二人に手を振っていた。 「応援する……か。」 1人ホームの椅子に座り、自分の夢について考える…。 あと3年…日本武道館で歌える歌手になれるかなぁ…。 イヤホンを耳に付け、雪ちゃんから借りたMDを聞く。 「…………」 「何だこの歌…」 電車がホームに入って来る中、何だか夢が叶いそうな気がしてきていた…。