鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

なんだろう。小さい頃のハルと一緒に、今もいた庭を走ってる。

広いな……。

小さいと、こんなにも違うふうに感じるんだ。


「ハル!早いよ!」

「アキも早い〜!」

2人で追いかけっこしてるのかな?

「よぉーし!スピードアップだー!」

「何そのかっこいい言葉!」


「止まったな!えい!……あっ。」


「大丈夫!?」

「い、痛いよ〜!えーんえんえん、ヒックヒック。うー。」

「アキ!ダイジョブ?じゃなさそう……。」

背中をさすってくれてるハル。

なんか落ち着く……。

「僕の背中に乗って!部屋に入るから!」

うっ……。どこが怪我したの……。

膝だ……。血、すごい出てるっ!うっなんかもっと痛いかも……。

「わ、わた、ひのほ、うが背、大きい、よ……?」

「そんなこといい!乗って!」


「……わかっ、た。」