鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

それは、私が小学一年生になったばかりのこと。



初めての小学校、初めて会う人、初めての先生。


小学校では初めてがいっぱい。

小学校生活でという言葉が着いたら、だいたい初めて。

わたしは結構田舎の方から都会に来た。



そりゃ知らない人ばっかで、教室も広くて、みんながとりあえず同じ幼稚園、保育園の人で集まってる中、わたしは一人で浮いていた。


1年生でこんなことわかるのもすごいなって今は思うけど。


1日目は、休み時間も、ただ一人で椅子に座ってボーってしてるだけだった。


そんな気持ちを紛らわしたくって、帰ったら、お母さんにもなんにも言わず公園に走った。そう。
下北臨海公園に。




見つけたブランコに乗ろうと思ったら、2人の同じくらいの女の子と男の子が座った。でも、まだふたつ空いてたから、2人から、ひとつ離して。


「もしかして、下北小学校の子?」


そう聞いてきたのは、女の子の方。


「あっと……うん。」