鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

「えっと、とりあえず行く場所が確定したら、予定立てよっか!」

「そ、そうだね!」



「あとは……わかんなくなってきた。」


「そうだよね……私たち会ったの幼稚園の年長の時だもん。」


「多分なんだけど、私たちの記憶にフォルダがあったとするじゃん。そのフォルダの『大切』ってところに入ってる思い出の場所に行けばいいんだと思う。」


「た、大切……。」


私にとって、きっとハルは大切な存在だったはず。でも、私、……。



「どうした?そりゃハルの命がかかってるんだから、緊張もするよね。」


緊張……か。


なんかキスが怖いって思ってたけど、しないと、ハルが助からないかもしれないんだよね……。


ちょっとやる気出てきた!


「なんか勇気が固まったみたいだね。良かった!」


「うん!頑張る!」



「でもちょっと不満なんだよ?なんでアキなんだろって。」



そうだよね。凛は鏡の条件なんて知らないんだから。

でもごめんね。私、なんか凛に伝えちゃダメな気がしてるんだ。


私たちは、そのあとも何とか記憶を引っ張り出して、(特に凛が)予定も作った。ハルの親友にも凛が掛け合ってくれるみたい。



順調にすすんでる!