鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜



ママの紙は6枚。


私の紙は4枚。

時間をかけた割には少ないと思われるかもしれない。


でも私達も何回も書き直したのだ。


お父さんへの想いが伝わるように。


1番気をつけなきゃ行けなかったこと。それは

お父さんの選択を否定しないこと。


お父さんは、自分の意思で、鏡の世界に居ることを決めたのだ。


お父さんもきっと軽い気持ちで選ばない。


わかってるんだ。

私たちが悲しむことも。


もしかしたらその選択をしたのは誰かのためなのかもしれない。


だから否定しないように。

繊細な注意をはらいながら。


これを渡す日は……明日、だろうな。


今日はもう、寝ることだけしか考えられない。


お父さんに会えますように。


渡せなかったら、意味が無いから。


そう願ってから、私は眠りについた。