鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

リビングに降りると、お母さんも決めていたようだった。


思いを。できるだけ伝えたいから。

何枚になってもいいから。

私の、お父さんへの想い。

私の鏡の世界についての思い。

私から見てママからのお父さんへの思い。


それを全部、全部書いた。




ママもスラスラと綺麗な字を紡いでいる。

そして、その紙には、かわいいイラストやお花。そして、私たちが書かれていた。


ママらしいな……。

そうおもった。


私は2時間くらいで書き終わった。

でもお母さんはとてつもない量を書いている。


ママは、1文になるかすごい量を書くか、どっちかだと思っていたけれど、どうやら後者のようだ。


でも、私も書き終わってもなにか足りない気がする。


だから。何がいいのか考えた。


その時間に1時間くらいかかっていたけれど、家事をしながら考えた。


私はお父さんのこと、すごいと思ってる。同時に私のずっとお父さんなんだって。

でも……それでいいのかな?


その疑問を持った瞬間。


私は、最後の締めくくりを思いついた。

想いが伝わるような、感情を込めることができる……。


だから私はその一文を書いた。


想いが伝わりますようにという願いを込めながら。

今までで1番綺麗な字を書きながら。