鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜



そのあとの学校は一瞬だった。


でも帰る時に、ハルが私を待ってくれていた。


そのあとは前と同じような会話をして帰った。


でも妙。だって少し昔私の事を知っているような言葉を言うから。


なんでかは分からないけど、私の事、少しでも思い出してくれてるんだったら嬉しい。


家に帰ると、ママがいた。


今日は仕事休みなのかな……?

「ママ、どうしたの?」


「気持ちの整理がついた。…………一緒に手紙、書いてくれない?」


ママ、気持ちの整理……。

すごいな。ママも考えたんだろうな……。


私もお父さんのことは友達にも結局言えなかった。


言わなくてもいいんだ。


でも、ママとだけ、悲しい気持ちを共有していたい。


そう思っていた。


私は便箋を探す。


どこに置いてたっけ……?

今は、手紙を使わなくてもスマホでやり取りできる。

だからあまり使ってなかった……



あった。

青いバラが書いてある便箋。


これ儚げな雰囲気もあるけど可愛いな……!

これに書きたい。


閉じるシールも白いバラで可愛い。

多分どこかの百均で買ってきたのだろう。