鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜



私はトボトボと歩いた。


その時たくさん色んな考えが巡ってきてしまったけれど、もう考えても意味が無いということがわかってしまったから、ボーとそらでも見つめてる。

そら青いな。雲の形がアニメみたいで理想的だな……。

この雲の青さが絵で表せたらいいな…。


そんなことを考えていたらいつの間にか学校に着いていた。


クラスに行くと急に騒がしくなる。


「ねぇ、昨日のサッカーどうだった?」


「負けた。相手のゴールキーパーすごがった。」



「ねえ!見た?」

「うん、見た!叶多くんかっこよかったー!私たちと同い年なんて思えないよー!」


そんな声がチラホラと聞こえてくる。


「凛おはよ。」


「あっ、アキ!おはよー!」


「……なんか疲れてる顔してるよ?」


「えーと……。大丈夫。最近睡眠不足でさぁ。」



「あー!なるほど。いくら勉強したいからって早めに寝ないとだよ!」



「……うん。」


凛が上手い具合に勘違いしてくれたからそのままで突き通したい。

私は昨日お父さんのこと考えてて寝れなかっただけだけど。


お父さんの話を言うのは凛は控えたい。


凛は本当は鏡の世界に関わる人ではないから。