鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜


助けるためには、どうしたらいいの?

私にできることは?

もう、わからない。

分からないよ。

「アキ、アキが責任を負うべきではない。これは私の責任だ。」

あっ、お父さん、もう落ち着いている…。

早いなー

って思ったけれど、今度は私の混乱だ。

でも、お父さんが責任がって言っているけど、それって、ママは幸せなの?うーん──?


「そうだ、これゆずきに渡しておけ。」

ママ、に?

渡されたのは──手紙。

白いレターセットのようなものに入っていて、百均に売っているような丸シールでとめられている。

「これって…」


「手紙だ。渡す言い訳は…まぁこれ、私の部屋にあったのみたいな?」

言い訳はどうでもいい。後で考えられる。

でも。お父さん、なんでこんな手紙を?

いや、いや今は違うんだ。

私はお父さんを助けるための方法を──

「お父さん─」

「お父さんと、呼ばないでくれっ!」

それは、叫びを押さえ込んだような、そんな声だった。

まるで、秘めていた思いが出てきてしまって、それを押さえ込んでいるような──。