鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜





手を入れる。

良かった。鏡は通れるみたい。

そのまま全身を入れた。


やっぱ、この世界は寒い。外よりもやっぱ2、3度違いそう。


寒い……


「くしゅ。」

私はつけていたマフラーを手で握りしめた。


どこに行けばいいのだろう。

あの神社かな?ハルが何か言おうとして分からなかった場所。



今の私は、ハルが聞くことで助かると理解している。だから、拒絶も少ないはず……。

ハルはどこにいるの?




……私の部屋の鏡は、世界に入れなくなっていた。

気づいた時に、すごく驚いたよ。ハルがどこかに行ってしまったわけではなかったのだから。



私の部屋の鏡みたいに通り道を閉ざされてしまったら……


ハルに会える機会はあるの?


もう今しかないんだ。今が多分、ラストチャンス。



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このラストチャンスを逃さない訳にはいかない。



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