鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

「あっハルとアキやん!また2人で遊んでんのか?」


「あっ……(りょう)……。」


ハルはなんだか怯えている。なんでだろう。


「涼ー。どーした?」


あっ、一緒に遊びたいのかな?でも家に帰らないとだから、それは出来ないな……。


「お前ら、ラブラブだなって言いに来たんだよー。」


えっと……ラブラブ?そんなことないよね。私がハルのことが好きなだけで、ハルは私の事好きではないんだし……。


そう考えると胸がチクッといたんだ。


ハルは、嫌かな……。

「そ、そんなわけないじゃん?」



「へー。そーなのか。ハルはどうなんだ?」


「そ、そうだよ。俺たちがそんな関係なわけないじゃんか。」

私から言ったのに……。傷ついている自分がいる。


「あ゛?まぁいいわ。またな。」



「あっ、ばいばーい!」

涼行っちゃった……。

「アキ、俺に話しかけないで。」


「え?」

自然に漏れた言葉だった。


だって、幼稚園の頃からの仲で、今も仲良しだったんだよ?

「ごめん。」

なんでハルは謝っているの?

……なんでよ。

「わかった。」


この選択が、ハルのためになるのなら。