鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

思い出したかも。




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それは、3人で行く予定の動物園。

アキが、習い事の発表会と偶然被ってしまった。




でも終わったらまた合流できる。


それで私とハルで、まわっている。


4年生……のはず。




「ねぇ、アキ、パンダさんみたい!」



「パンダさんな。えっと…。」



「居たよ!ほらここ!」



「おお!じゃあそっち行こっか。」

ハルは手を掴んでくれている。



ハルのことを好きな私にとっては、とっても心臓がうるさくて、でも幸せな時間。


「わぁー!パンダさん大きい!」


「僕たち何人分だ……?」


「100人分じゃない?」


「それは大きすぎ。」



今考えると、なんで100人分って言ったんだろう。不思議で仕方がない。



「パンダさん。かわいい……。」



「そうだな。

凛の方がかわいいけど。(ボソッ)」


「え?なんて言ったの?」


「言うわけない。」



「えー!教えてよ。」


「教えない!」


「むぅ。」


ちょっとムカついてしまって、ほっぺを膨らませた。


「ブッ!」


そういえば、ハルと会ったばかりの頃にもやられたような……。


「ふふっ。」


ハルに笑われて、ちょっと悔しかったっけ。


「時間的に、あともう1匹見て、凛と合流だ。」