鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

ねぇ、カピバラの温泉姿可愛くない?

ってなるはずだったんだけど…。

「雨、最悪……。」


「だね。あのふにゃー。って顔見る予定だったのにね。」

「ふにゃー。じゃなくて、『無』じゃない?」
うん。きっと無だよ。

「えー?そう。私は、『何されてんだ。』って顔だと思うのにー。」

えー!凛、そんな考えなんだ!


パラパラバラバラ。

うっ。憂鬱。


「まぁ明日は!晴天だからね。」


「うん。だね……。」


「ごめん。俺トイレ行ってくる。」


「行ってらっしゃい!」

「いってらー。」


「ねぇ、そこのお姉ちゃんたちー。」


「カピバラ残念だね。凛。」


「だね。ほんとに見たかったのに。」

「なぁ、そこの、」

「ねぇ、はると帰ってきたら、どこ行く?」

どこにしよ?ゾウとかかな?あっ!モルモットいるんだっ!見に行きたいな!

「うーん。ゾウとか?アキは?」

え?うそ!以心伝心だ!


「え!?ゾウ?行きたい!」

「じゃあはるとにもきこう」

「いい加減反応してくれ!」

私たちは誰かに肩をガシッと掴まれた。

え?やばい。めっちゃ怖い。