先生、あなたに逢えて幸せでした

『先生ごめん！もう帰るよ！友達と約束忘れてた！！』




時計を見ると10時を少し回ってる。由香との約束時間は9時半だ。




『こんな時間から友達と会うのか？』



『今日、小学生時代からの女友達が泊まりに来るの。』




そう言いながら、私は急いで鞄を肩にかけ立ち上がった。




『もう少し一緒に居たいけど、約束あるなら仕方がない。送るよ』



そう言いながら先生も立ち上がった。



『少しでも一緒に居たいから歩きで送らせて？』



そんな言葉を貰えるとは思わなくて私は満面の笑顔で頷いた…





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