誰かが私を大切に壊れ物を抱く様に抱いてくれてる。

(健太?健太が抱きしめてくれてる?)


でも、腕の居心地が健太とはちょっと違う…


なんだか、凄く落ち着く。

前にも抱きしめて貰ったような記憶もある。


でも、私は思い出せない…

昼休みに飲んだ薬が効きはじめ瞼が重く目が開けれない。


私を抱いてくれてるのは誰…


僅かに覚えているのは、私の唇に柔らかい何かが触れた事…


私はそのまま眠りの世界に沈んでいった。