先生、あなたに逢えて幸せでした



『留学って健太どうする?』


教室へ向かう廊下で聞く。

『急に言われても実感がない』


『だよね…』


『由佳はどうすんの?』


『私?まだ進路考えてないからね』


『てか、由佳はなんで工業高校きたの?しかも建築なんて。建築家になりたかったんか?』


『ん?くだらない話しだよ?中学の時に好きだった先輩がこの高校に通ってたから入っただけ。私が入学と同時に卒業したから校内で見るとかはなかったけどね』


私は苦笑いしながら健太を見上げた。