ケーキを受け取り自宅まで二人でゆっくり手を繋ぎながら歩いた。
夏の始まりの時は先生が好きで例え傷つけられても先生しか見えなかった。
あの事で自分が成長し強くなり、いつも健太が傍で見守っててくれた。
ふと見上げると綺麗な顔をした健太は私の視線に気付き目を細めて微笑んだ。
『どうした?』
『ん?なんか、幸せだな〜ってさ。こんな綺麗な顔した彼氏って自慢だよ♪しかも優しいし♪』
『バ〜カ。俺の方がスゲェ幸せ!4月から好きだった女と付き合って、こうやって手繋いでるんだぜ?うちの高校の野郎共がどんだけ由佳狙ってたか知らないだろ?』
『健太は心配し過ぎ!私モテないし…。』
(それは由佳が鈍感なだけで…。第一、俺の気持ちも告るまで気付かなかったくせに…)
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