朝練の指導をしていたら、視線を感じて振り返った。 そしたら、要 由佳と目線が合う。 なんで、俺を見つめてるのか分からない。 でも、俺も要もどちらも目線を外さない。 しばらく見つめ合ってたら、要が目線を反らした。 でも、その顔が姿が悲しそうで俺は要から目線を外せなかった。 頼むから笑ってくれ。 俺に笑いかけてくれ。 他の教師には向ける声と笑顔を俺にも向けてくれ。 もう一度、お前の髪に触れたい。 .