先生、あなたに逢えて幸せでした



剛と一緒に並んで自転車を漕いで帰るって初めて。


剛が口を開いた。


「由佳と帰るって初めてだな」


『そーだね。だって剛部活で朝練夜練で忙しいじゃん』


「ま〜な。てかさ、由佳聞いていい?」


『?なにを?』


「単刀直入に聞くけど、健太とはどうなってんの?」


『どうって?』


「健太の気持ちは知ってんだろ?」


『剛、健太に聞いたの?』

「今日な。初めて告ったって聞いた」


『今日?もっと前に聞いてたかと思ってた』


「健太の性格上そーいうのペラペラ話さねーじゃん」


『まぁそうだね』


「なんか保留中だって!?」

『保留って訳じゃないけどね』


「ん?よくわかんねーけど、あんな良い男いねーよ!?顔は綺麗だわ頭はいいは運動神経抜群!背も高い!他の女がほっとかないぞ!」