私は抱きしめられた恥ずかしさで涙が止まっていた。
健太の腕の中は温かく不覚にもドキッとしてしまった。
『Tシャツぐらいまた着替えたらいいから気にするな!由佳の泣き顔は見たくない』
気持ちが少し落ち着いて来て先程のグラウンドでの事を話し出す。
『先生ね、今 彼女と上手くいってなくて、私にキスしたのは魔がさしたって言われてさ。
でも、先生の前で泣いたら自分が惨めにおもえて実習棟に来たの。そしたら健太が居て…』
『泣かずに伊室の所から離れたのか?由佳は強いな!よく頑張った!』
そう 言って私の背中を撫でてくれた…
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